ビューティーワールドジャパン(展示会)の費用・成果ガチレポート

はじめまして、GARUのサイトデザインなどを担当させていただいている、AND SPACEの谷川と申します。
弊社はデザイン会社ではありますが、コスメ商品のメーカーもしていたりします。
今回はじめてビューティーワールドジャパンに出展したのですが、せっかっくなので!
今回かかった費用や売上、商談予定数、実際の内容などをレポートします。

   今回の狙い

  1. 問屋さんや小売店さんと知り合う
  2. デザイン業務や商品企画などでコラボや受託できそうな会社さんと知り合う
  3. 自社商品の在庫販売


   ブース設計の考え方



テーマは「MAKE≠FAKE(ミセモノ≠ニセモノ)」

AND SPACEはテーマをもってモノづくりを行うようにしています。
一般的なブースでは商品やブランドの訴求が多いですが、今回はそういったことは最小限にしてテーマと世界観を伝える ことに集中しました。
在庫販売を主とするなら違ったやり方をするべきだと思いますが、デザイン会社がコスメを作ることの意味を考え思い切って振り切りました。



目指せ悪目立ち

デザイン会社なんだから、やっぱり目立ってなんぼ。
でも、大きな予算はない零細企業なのでお金じゃなくテクニックで戦うんだぜ!
AND SPACEの商品はクーピーとのコラボなどカラフルなアイテムが多いので、逆にブースはモノトーンに統一し、テーマにそった 生花とフェイクフラワーを混ぜ合わせたキービジュアルをフラワーデザイナーの谷井くん(bulbus)に依頼。



そういや衣装ってブルーオーシャン

それだけでは弱いので、なんとかもっと悪目立ちする方法を考えていた時に、ふと「展示会ってキレイな衣装のお姉さんやTシャツを揃えたぐらいの人しかいない」ことに気づきました。
そう、衣装で悪目立ちしてるとこって全然無いんです。
そこで、バーレスクダンサーで友達のPechicoOctopashyさんに参加してもらい、スタッフのメイクと衣装もお任せしました。
ここでもブースをモノトーンにしたのが効いてきました!



DIYは究極のコストダウン

展示会のワゴンとかテーブルレンタルって結構高いくせにダサくないですか!?
なので、什器とかも全部自分たちで作ることにしました。
ウチのBARのバーテンダー甲斐くんがDIYの達人なので、彼に頼み込み、みごと什器の殆どをホームセンターで揃えることができました。
もち運搬も自分たちでして送料&交通費を節約!



   結果報告!

出費


出展料
3m×9m(3コマ分)
約131万円

・ブース基本設営費
電気工事や清掃・撤去、カーペットや照明など
約30万円

・植栽
キービジュアルの作成・搬入設置
約18万円

・ブース装飾・印刷代など
カウンターやワゴン、三角コーンやターポリンなどの什器やPOPなどの装飾
約39万円

・決済端末・WiFiレンタル
約7万円

・商品輸送費
倉庫からの商品取り寄せ&余りの返却
約8万円

・交通費・宿泊費
駐車場、ガソリン代、新幹線代、ホテル代など(6名大阪から出張)
約32万円

・その他
ギャラや細かな出費
約16万円


合計 約 281万円

※ 弊社スタッフの人件費や商品原価は含んでいません

売上・・・約160万円

商談予定数・・・約40件

取材(テレビ・ライブコマース)・・・2件



   総括!

売上だけで見ると収支はマイナスですが、今後の販路や制作依頼、コラボ相談などを考えるとAND SPACEとしては成功だったと思います。
ただ終わった後の疲労がやばかったですが。

もし低コストで悪目立ちするブースや店舗のデザインに興味がある人は声かけてみてください。
めちゃくちゃにされる可能性はありますが。